「1日1.5L以上の水分をとるといいらしい」と聞いたことがあるかと思います。
「そんなに飲めないよ」という声を聞いたこともありますが、私は意識的に毎日1.5~2Lの水分をとるようにしています。
実は、成人は呼吸、食品の消化、汗をかくことによって1日に平均1.5~2リットルの水分を失います。
活動していない間でも失っているのです。
そのため、1日に必要な水分量は1.5Lと言われているのです。
さらに、1日1.5L以上の水分をこまめに摂取することは、肌の保湿を保つためにも効果的です。
この記事では、水分補給がどのように肌の保湿にどのような影響があるのかについてお話したいと思います。
■水分補給と肌の保湿の関係
肌は「体内の健康状態を映し出す鏡」とも言われ、十分な水分が保たれているかにより、肌の見た目や感触に影響します。
人間の体の約60%は水分で構成されており、細胞や臓器が正常に機能するためには、適切な水分補給が欠かせません。
そして、肌の潤いを保ち、外部からの刺激に対するバリア機能を果たすためも十分な水分が必要です。
・肌の構造と水分の役割
肌は、大きく表皮、真皮、皮下組織の三層から成り立っています。
表皮の最外層である角質層は、肌の保護バリアとして機能しています。
この層が十分な水分を保持していることが、肌の健康にとって重要で、
角質層の水分量が低下すると、バリア機能が弱まり、肌が乾燥し、外部からの刺激に対して敏感になりやすくなります。
水分は、体内の循環を通じて細胞に届けられ、皮膚細胞もその恩恵を受けられるため、
体が十分な水分を摂取していると、皮膚細胞も潤いを保ち、柔らかく滑らかな肌を維持できるのです。
・水分不足による肌への影響
水分が不足すると、体は優先的に生命維持に重要な臓器や機能に水分を供給します。
そのため、皮膚などの末端組織には十分な水分が行き渡らなくなり、肌が乾燥しやすくなります。
乾燥した肌は、弾力を失い、シワやたるみが目立つようになり・・・乾燥による痒みや赤みが生じることもあります。
さらに、水分不足は肌のターンオーバーの乱れを引き起こし、古い角質が肌表面に溜まりやすくなります。
これにより、肌にくすみやごわつきが生じることがあります。
■1日1.5L以上の水分摂取がもたらす肌の保湿効果
1日1.5L以上の水分を摂取することで、期待できる肌の保湿効果には以下のものがあります。
・肌の柔軟性と弾力の向上
十分な水分を摂取することで、皮膚細胞に潤いが行き渡り、肌の柔軟性と弾力が向上します。
水分が肌にしっかり保持されると、肌表面がふっくらとし、シワやたるみの目立ちにくい若々しい肌が保たれます。
特に、顔の肌は外部環境にさらされやすく乾燥しやすいため、適切に水分補給することで、顔の表情ジワなどの乾燥による小ジワ予防などに効果的です。
・角質層のバリア機能の強化
角質層は、肌を外部の刺激や乾燥から守るバリア機能を果たしています。
このバリア機能を維持するためには、角質層が十分な水分を保持していることが不可欠です。
1日1.5L以上の水分をこまめに摂取することで、角質層の水分量が保たれ、バリア機能が強化されます。
肌は外部の環境要因(紫外線や大気汚染など)からのダメージを受けやすいため、バリア機能を強化することは大切といえます。
・くすみの改善と透明感の向上
肌のくすみは、角質層に古い角質が蓄積することで生じます。
水分をしっかりと補給することで、肌細胞の代謝が活発になり、血行が促進されます。
そのため、肌の新陳代謝を促進し、古い角質が自然に剥がれ落ちることで、くすみの改善、顔色が明るくなり、透明感が向上します。
・肌トラブルの予防
適切な水分補給は、乾燥だけでなく、さまざまな肌トラブルの予防にもつながります。
例えば、肌が十分に潤っている状態では、皮脂の過剰分泌が抑えられ、ニキビや吹き出物ができにくくなります。
また、肌の保湿が保たれていると、かゆみや赤みといった炎症のリスクも低下します。
さらに、十分な水分を摂取することで、体内の老廃物が効率的に排出されるようになり、これが肌のクリアさや健康に影響します。
水分が不足すると、体は老廃物を溜め込みやすくなるため、最終的に肌の調子に悪影響を及ぼすことがあります。
■効果的な水分摂取の方法
1日1.5L以上の水分を摂取することが推奨されるものの、なかなか難しい・・・
では摂取すればよいかについても考えます。
・こまめに水分を摂る
一度に大量の水を飲むよりも、こまめに少量ずつ摂取する方が、体に吸収されやすく、保湿効果が高まります。
私は1回に150~200ml(コップ1杯)程度を10回以上に分けて飲むように意識づけています。
・水分補給のタイミング
朝起きたとき、食事の前後、仕事の合間、運動の後、お風呂の前後など、習慣化できればこっちのものです。
朝は、寝ている間に失われた水分を補うため、起床後すぐにコップ1杯の水を飲むことが推奨されます。
私は朝起きるとまずお湯を沸かします。
その間に口をゆすいだり身支度をして、少し冷ました白湯を飲むことから1日がスタートします。
これにより、代謝が活性化し、一日のスタートが快調になります!
(余談ですが、このタイミングでなりたい自分のイメトレをします笑)
また、食事中や食後に水分を摂ることで、消化を助け、肌にも良い影響を与えます。
夜は、就寝前に水を少量飲むことで、寝ている間の脱水を防ぐことができます。
ただし、寝る直前に大量の水を飲むと、夜間のトイレが気になって睡眠が妨げられる場合もあるため、控えめに。
・水以外の水分補給
水以外でも、水分補給は可能です。
例えば、ハーブティーやノンカフェインのお茶、果物や野菜に含まれる水分も、水分補給に役立ちます。
特に、ビタミンやミネラルを含む果物や野菜は、肌にとっても良い影響を与えるため、積極的に摂取するとよいでしょう。
我が家では毎朝季節の果物をカットして子供たちの朝ごはんに添えます。
そのタイミングで自分用をタッパーに詰めておき、お昼にヨーグルトと一緒に食べます。
白湯かお水を飲むようにこころがけますが、ルイボスティやほうじ茶にすることもあります。
最近は色んな種類のお茶があるので選ぶのもとても楽しいです!
(オススメのお茶があったら教えてください!)
ただし、カフェインやアルコールを含む飲料は利尿作用があり、水分を体外に排出してしまうため、水分補給としては向きません。
これらの飲料を摂取した際は、追加で水を飲むように心がけましょう。
・季節や環境に応じた水分補給
季節や気温によって必要な水分量は異なります。
特に夏場や乾燥した冬場は、体が失う水分量が増えるため、それに応じて水分補給の量も増やす必要があります。
とはいえ、前述のとおり、一度に大量にとるのではなく「こまめにとる」ことをお忘れなく!
また、エアコンの効いた室内に長時間いると、知らず知らずのうちに体内の水分が失われることがあります。
ぜひ、意識的に水分を摂取するようにしましょう。
■適切な水分補給による健康効果
1日1.5L以上の水分をこまめに摂取することは、肌の保湿に限らず、全身の健康に対しても多くのメリットをもたらします。
・内臓機能のサポート
水分は、内臓の働きを助け、体内の栄養素の吸収や老廃物の排出を促進します。
特に、腎臓の機能が向上し、尿を通じて体外に老廃物が排出されることで、体内のデトックスを助けます。
・体温調節
実は、適切な水分補給は、体温を適切に調節するためにも重要です。
汗をかくことで体温を下げる機能が正常に働くため、暑い時期や運動時には特に水分補給が欠かせません!
・エネルギー代謝の促進
水分は、エネルギー代謝を活発にするためにも必要です。
十分な水分を摂取することで、代謝が促進され、エネルギーレベルが向上します。
■まとめ
1日1.5L以上の水分をこまめに摂取することは、肌の保湿力を維持するために効果的です。
水分補給により、肌の柔軟性や弾力が向上し、バリア機能が強化されることで、乾燥や外部刺激から肌を守ることができます。
さらに、くすみの改善や肌トラブルの予防など、さまざまな美容効果も期待できます。
また、適切な水分補給は、全身の健康にも寄与し、内臓機能のサポートや体温調節、エネルギー代謝の促進にも効果を発揮します。
健康的で美しい肌を維持できるよう、日々の生活の中で、こまめな水分補給を意識することをおすすめします。
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