湿度だけでなく気温の低さも影響する、秋冬の乾燥

湿度だけでなく気温の低さも影響する、秋冬の乾燥

最近、急に気温が下がった影響からか、「乾燥対策スキンケアを教えてください!」というお声を沢山いただくようになりました!

こんにちは。NerolidoL店長のSatokoです。


湿度が低くなり空気が乾燥すると、お肌への影響も気になるもの。

四季のある日本では、季節風の影響で、

春から夏にかけては湿度が高く、秋から冬にかけては低くなる傾向があります。

「湿度が低いからお肌が乾燥する」と思ってしまいますが、

実は、気になるお肌の乾燥は、湿度だけでなく、気温の低さも影響しています。


■湿度の低さ

通常、肌は自然に外部の湿度とバランスを保つために水分を蒸発させますが、空気が乾燥しているとこの蒸発が過剰になり、肌内部の水分が急速に失われます。

湿度が低い環境では、空気中の水分が少ないため、皮膚から蒸発する水分量が増加します。

特に室内暖房を使用する冬場では、湿度が非常に低くなることが多く、これが乾燥をさらに加速させる原因となります。

この状態が続くと、肌のバリア機能が低下し、外部刺激に対して弱くなり、かゆみや炎症などのトラブルが生じやすくなります。


■気温の低さ

ヒトの体温は外気に影響を受けず、ほぼ一定に保たれていますが、皮膚温は外気温によって変化します。

寒い環境にいると、体は体温を維持するために血管を収縮させます。これにより、皮膚への血流が減少し、皮脂の分泌量が減ります。

また、気温が高いときには体温を一定に保つために発汗が促されますが、気温が低いと汗の量は減るため、皮脂分泌量が減ります。

皮脂は肌の表面に薄い保護膜を作り、水分の蒸発を防ぐ役割を果たしていますが、皮脂の分泌が減少すると、この保護膜が弱まり、肌内部の水分が失われやすくなります。

その結果、肌は乾燥しやすく、つっぱり感やかさつきが生じます。

また、寒さで肌が敏感になることもあり、ひび割れや赤みが出やすくなることもあります。


■気温も湿度も低い季節

また、気温が低く湿度も低い冬場には、肌が本来持っている保湿因子(NMF: Natural Moisturizing Factor)の働きも鈍くなります。

NMFは、肌の角質層に存在し、水分を保持する重要な成分ですが、寒さと乾燥にさらされるとこの成分も減少し、結果として肌はさらに乾燥しやすくなります。

このように、気温の低さと湿度の低さは、それぞれが肌の乾燥を引き起こす原因となりますが、両方が同時に起こることで、乾燥が一層進むのです。

 

■うるおいを閉じ込めるスキンケア

乾燥しやすい時期のスキンケアとして、保湿力の高いローションなどでたっぷりとうるおいを与えた後に、油分が多めの乳液やクリーム、オイルでふたをするのがおすすめ。それでも乾燥するなら、密閉効果の高いシートマスクやパックなどで集中的にうるおいチャージをしましょう。

油分を含む乳液やクリームには、外気によって皮膚温が下がらないようにする保温効果があります。

 

■室内環境や血行促進も

さらに、加湿器を使用して室内の湿度を保つことや、熱すぎない温度の入浴をすることもよいです。洗顔をする時には、人肌程度のぬるま湯(32℃程度)が理想と言われています。

また、適度な運動をして血行を促進し、皮膚温を上げることもおすすめです。

 

 

■冬の乾燥を乗り越えた先には・・・

気温の低さ・湿度の低さは、どちらも肌の乾燥に大きな影響を与えます。

乾燥は本当に大敵で、バリア機能を失ったお肌は刺激を受けやすく、炎症を起こしやすい状態になってしまいます。

そうなってしまうと、赤みやかゆみなどの肌トラブルの悪循環になってしまうことも。

私は、以前は春先になると肌トラブルを起こすことがありました。

しかし、秋冬の乾燥対策を徹底することで、春の敏感肌対策になった経験があります。

あなどれない、スキンケアのキホンの保湿!

保湿については、何度かに分けて、もっと細かくお伝えしていきたいと考えています。

 


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